帰省の洗礼(その1)


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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

今年も無事に年末年始の民族大移動に参戦してきた。
年々気力体力の衰えに比例してしんどくなる帰省旅行だわ。
我が子の帰省を待つ身になってもなお故郷に縛られる不自由さに、罰当たりにも親の長寿をちょっぴり恨めしく思ったりもする。

さて今回は、ここ数年は部活やら仕事やらで帰省をパスしていた二男が、新妻とふたりでみんなにあいさつをしたいと、(結婚式などはまだ)一緒に行くことになったわけだが、問題は宿泊だ。
相方の実家で使えるのは6畳が二部屋、いまどきの核家族用の住宅はそんなもんだ。
そこへうちの家族が5人、義弟のKちゃんと、義妹Uちゃんの家族が3人の9人が寝られるか?
がんばっても一部屋に敷ける寝具は4組が限界、ということは4人でいっぱい。

いや、Kちゃんはいつも年寄り部屋に寝てくれるから実質8人なんだけど、家族単位で考えると5人のわが家が厳しいわけだ。
息子たちが子どものころは狭くても寝られたけど、なにしろ今回は新婚連れで新妻がかわいそうだ。
なので息子夫婦とその他3人の二組に分かれて一組はわたしの実家に泊めてもらおう、と、秋ごろには話していた。

ところがわたしの実家ったら、元日は外出するうえに何泊もされるとちょいとしんどいと、やんわりと断ってきた。
母は帯状疱疹の病み上がりで、義妹も更年期なお年頃で踏ん張りが利かなくなっているとのこと。
部屋と布団だけ貸してくれればあとは気遣い無用なのだが、あの家にはリビングしか空いてないので、うちらのように無秩序に予定がコロコロ変わる客は確かに落ち着かなくて困るだろう。
しかしせっかくなので1泊はわがまま言わせてもらって、あとは相方の実家で小枝チョコレートのように詰めて寝る覚悟を決めた。
ちなみに相方とわたしの実家は同じ中学区だ。

帰省旅行の初日は観光も含めて明石で泊まることにしたので、残りは2泊。
・・・と、Uちゃんの相方Pちゃんが年越しで夜勤になったので、男女4人ずつに分かれて寝ることで解決!

かと思ったけど、Pちゃんは元旦の夜勤明けに合流してそのまま泊まるというから問題が再浮上した。

しかし実はもう一軒、車で20分ほどのところに別宅がある。
おくさんの実家で、おばあさんが老人ホームに入った今は空いている。
ときどきおくさんが様子を見に帰っていて、ちょうど最近掃除をしたところだという。
そこへ布団を運んで泊まりに行こうという話でまとまりかけていたのに、Gsanのお気に召さない。

「あんな10年も人が住んでねェ家の布団で眠れるもんか」

コンクリート造りの家なので、確かに冷え切っているだろう。
けどあんたに泊まれと言ってるんじゃないんだから、いいじゃないの。
とかなんとか、相方が応戦している。

Gsanの主張はあちらこちらに迷走する。
老人ホームは人が死んだらすぐに次の入居者を入れるだの(寝具を交換しない)
相方たちもつい話に引きずられて、そんなの病院も同じだのと応えてしまう。
みんな、落ち着こうよ。

あげく、Gsanはしつこくわたしの実家に泊めてもらえというが、実家は留守だと繰り返すと。

「鍵をかりて合鍵を作らせてもらえばええがな」

そんなことするわけなかろう。
実家ったって弟が立替えた家だよ。兄弟は他人の始まりだ。

「あんたの家は布団も貸してくれんのかな!」

いや、布団は借りなくてもここにあるから。

すったもんだしていると、Gsanに共鳴してUちゃんまで機嫌が悪くなってきた。

「ほんならうちらに帰れ言うこと!?」

Uちゃんごめん、わたしは心の中でつぶやいた。

(そーしてくれるとありがたいよ)

たしかに夜勤明けでわざわざ電車で来てまた帰るPちゃんには気の毒かもしれないけどさ、仕事終わりに直行したじゃなくて、風呂入ってパチンコ屋に初打ちに行って、一人の時間を楽しんでたわけだし。
あんたら車で30分の所に住んでるんだから無理に泊まる必要ないじゃん。

・・・とも言えず。

甥っ子が新妻を連れて遠路はるばる顔見せに来たんだよ。
自分が来たのが原因でも家族がもめてるって思わせたらかわいそうだろう。
そもそもは、うちらがきっちり決めてなかったのが悪いんだけど、
決めてたつもりが話を混ぜ返されるんだもんなぁ・・・。

初めてUちゃんにコトメを感じた。
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カテゴリ: Gさんのはなし

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