帰省の洗礼(その5)

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昼食を調達して13時ごろには相方の実家に無事到着した。
末っ子の迎えに出るまで1時間ほどあるけど、のんびりまったりとはいかない。
さぁこの玄関を開けたら、わちゃわちゃと賑やかな連中との戦闘開始だ。

すでに大興奮のたまちゃんがワクワク全開で迎えてくれた。
Rちゃんは保育士だし(お母様も保育士だし)すぐに打ち解けていたが、子ども苦手の息子にも平気で懐くたまちゃんである。
かわいくて人見知りしないので悪者にさらわれはしないかと、Uちゃんとおくさんはいつも心配している。
出かける先々で「かわいい、かわいい」と声をかけられるのは確かなので、親バカのせいばかりではないのだろうが、それにしては躾が甘いのではないかと後につくづく思うことになる。

Pちゃんは仕事だし年寄り所帯で退屈していたのか、末っ子を迎えに相方についていくというから、お迎えは相方、Uちゃん、たまちゃんにお任せして、うちらは留守番でGsanの話し相手をすることになった。

Gsanの話は年寄りによくあることで、会うたびに同じ話題の繰り返しから始まる。
彼の場合は町の移り変わりとそれに伴うわたしの実家の土地評価額(大きなお世話)の話。
それから不具合になったPCのSOS。
この二つは欠かさない。

それはいいのだが、Gsanは食事のとき以外は入れ歯を外しているので、何を話しているのか聞き取りにくい。
それにGsan特有の言葉づかいがあって(決して方言ではないGsanのキャラ)何を表現しているのか推理力が問われるのだ。
つまり疲れる。脳トレになっているかもしれないね。
ipadの地図を囲んで、Rちゃんたちにも町の案内や身内の歴史などを紹介しつつ茶話を楽しんだ。

PCの不具合については、ネットで解決策を探してみたりして誠意を見せてやり過ごす。
なんでもGsan、やめとけというのにWin10にアップデートしちゃって、しばらく使ってたけどある日突然ログインできなくなったんだと。

原因はあるのだろうがわたしは知らない。
パスワードの入力欄に文字が入力できない、ただしテンキーの数字だけは反応する。
何度も入力ミスを重ねると指示されたキーを指示され、やり直せと言う画面が出る。
そのキーを入力するときには文字も反応するのに、自分のパスワードを入れる段になると同じことの繰り返しだ。

その現象を「ログインできない」のではなく「文字が打てなくなった」と表現するからややこしい。
確かに文字が打てないんだけどね、省略し過ぎだよ。

しかもだ、ノートPC3台持ってるのに、3台とも10にしちゃってるし。(自慢げに言うし)
今のところ他の2台は使えてるらしいけど、原因がわからないことには、いつ同じ症状が起きるか不安だ。

次に困っているのは、ログインできないマシンに登録してある「お気に入り」が使えないということらしい。
新しい物好きのGsanはWin10にあげてからブラウザももちろんMicrosoft Edgeとやらを使っていて、お気に入りをインポートする方法がお気に召さないらしい。

なんてことをやりとりしていたら、末っ子出迎え組が帰ってきた。
いきさつを説明すると、お気に入り問題はすでにUちゃんがインポートしたじゃないかと怒り出す。
ところがGsanの希望は、その際にあちらのお気に入りとこちらのお気に入りが合体して、膨大な数のショートカットが登録されてしまったので整理したいということだった。
一回全部削除して、で、ログインできないPCのお気に入りで書き直したいとのお達しだ。

・・・・・そうすりゃいいじゃないの。

わたしはIEすら使わなくなってもう何年、エッジとやらも当然使ったことがないのだが、気に入ろうと気に入らなかろうと決められた方法を手順を踏んで進めないから不具合が起きるのだ。
いつもそのパターンで壊すのに懲りない御仁だ。

そのほかにも相方への宿題とやらのメモが、手提げ袋いっぱいに用意されていた。
関わりにならない方が身のためだから、頼まれもしないうちから手出しはしないわたし。

Gsanも老いたな。
本人もわかっているけど、その自覚以上に世間はGsanを老人だと認識している件。

たとえば最近、洗面所の排水の具合がよくないらしい。
症状はふたつ。
排水が数日ごとに流れなくなる。
流れなくなるとおくさんが掃除して一時的に改善するけど、また数日すると流れなくなる。
それから水抜きの栓の上げ下げがどこかで引っかかっているのか、勝手に栓が閉じてしまう。
(わたしにはそういう意味に取れたのだが違うのかも)
不便なので近所の業者を呼んだのだけど、そういう時に限ってトラブルが起きず手の施しようがなかったという。(よくある話)

で、Gsanは無駄足になった業者を気の毒に思って、陶器の部分に傷が入っていることもあり、洗面台のリフォームをしようかと相談したんだと。
そうしたところその業者は「うちは○○社の製品しか扱えないんだけど、それはお高い。ホームセンターへ行くともっと安くできる製品があるからそっちで探してみては」と勧められたという。

「いやいや、そんなこと言わんと。お宅がいい人なので、ぜひお宅でやってあげたいんじゃけど」(上から目線)

と食い下がったけど断られたと。
ここ何年も迷っているダイニングの床暖房設備についても、業者を呼んで話をするうちに年寄りの2人所帯だと聞くと、みんな帰って二度と来ないのだと残念がっている。
話し相手がいないからいろんな業者を呼んでリフォームの相談をする(by Uちゃん)のが趣味のようなところがあったが、商売にならない人を相手にするほど世間は暇じゃないってことかなぁ。

そういえば前出の「宿題」の中に、こんなのもあった。

スマホをリモコンにする

最近ある部屋のエアコンを新しくしたのだそうだ。
いまどきのエアコンなので、スマホをリモコン代わりに外出先から操作できる機能がついているらしく、その設定をしたいという。

そのエアコンを購入する際にKちゃんが放った一言。

「お前さん、あと何年生きるつもりか知らんけど、そんな高機能なのが必要なの?」

そして当然スマホの設定は断った。(だから相方に宿題が回ってきた)

「お前さん、外出なんてしないのに、いらないじゃないの」
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カテゴリ: Gさんのはなし

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