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褒めて育てる?

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たま姫の家族は大人ばかり、しかも高齢。一番若い両親でさえ40代後半だ。
改めていうが、たま姫は5歳。
年寄りが囲んでチヤホヤする様は、餓鬼が赤子の精気に群がるようで、寒気を感じることがある。
怖や、怖や。

そんな人生経験豊富な家族だから、幼子とケンカになる者はいないばかりか、わがままにとても寛容でここぞというときに叱る者がいない。

まずたま姫は食事の躾ができていない。
「いただきます」と手を合わせるところは立派だけど、それだけだ。
好きなところだけちょこっとつまんですぐに席を立つ。
自分の食べ残しがあるのに、人の皿の好物をねだる。(くれてやる大人もいけない)
まとめて食べず、すぐにお腹が空くから、食べかけを片付けない。(Uちゃん)

ひと口食べては席を立って遊びに行き、またしてはひと口かじりに戻ってくる。
そんな調子で朝のものが昼まで食卓にあり、昼のものは夕飯前まで出ている。
夜の残り物は出しっぱなしで寝るから、わたしが片付けさせてもらった。
Uちゃんは「この子は一度にたくさん食べない」と嘆くけど、そんな風に育てたのは誰?

「ごちそうさま」をしたなら片付けるべきだ。
後でお腹が空くのは自業自得、病気で小分けしなくちゃいけない人じゃないんだから。

そんなあるとき、たま姫はバナナをかじっていた。
2本目を欲しがったので、手渡しながらUちゃんは、よく食べて偉いと褒めた。
バナナを食べるだけで褒められるなんて、子どもはいいなぁ。

と、その直後、Uちゃんの声色が変わった。

「たまちゃん、さっきのバナナがまだ残っとるのに次を食べよんかな!? おかあさん、バナナをたくさん食べて偉いなーって褒めてあげて損したわ」

確かにたま姫の前には半分食べ残しのバナナが置かれている。
あらら、お行儀が悪い。もったいないことしちゃダメだよ。

って、諭してやるのかと思いきや・・・。

「さすがたまちゃん、美味しいところをよう知っとる」と、おくさんが切り出した。

イチゴやブドウなどは、先が美味しいだの根元が美味しいだの言うけど、バナナのどこが美味しいなんて考えたことがない人ばかりだった。
わたしもその一員。(余談ながら後日わたしの母にバナナはどこが美味しいかと尋ねたら、あっさり正解された。彼女はくだものが大好き)

ところがだ、ホームのおばあさんは昔から美味しいものにうるさい。
それはもう意地汚いほど。
ホームでバナナはカットしたものが出されるけど、職員がいつも自分に不味い方をよこすと言って怒るのだそうだ。
おくさんに怒っても解決しないでしょ~に。
きっと配る方は意識してないと思うから、要望を伝えてみたらいいのに。

そんなエピソードを聞きながら、へ~え、そりゃ~すごい。
それがわかるたま姫もすごいと一同感心しきり。

いやいや、ちょっと待て。

あんたたちは今そろいもそろって「好きなものを食べるためなら、嫌いなものは食べ残す」ことを称賛したんだけど、気づいてる?

褒めて損したと、一度は叱りかけたUちゃんも一緒になって喜んでいる。
これが褒めて育てるっていうことなのかなぁ?
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カテゴリ: 家族のはなし

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